最近ではテレビドラマや映画などで医療系の作品にふれる機会が増えてきたことで、ドクターヘリに搭乗するフライトドクターやフライトナースという職業に憧れを抱く人も多くなってきています。看護師を目指している人の中には、テレビドラマの中で活躍するフライトナースという仕事に興味を持ったことがきっかけというケースもあるようです。
フライトナースは、看護師の中でもエリートとされています。なぜなら、2020年3月の時点で日本に存在しているドクターヘリは53機しかなく、県によっては1~2機保有しているところもあれば、全く配備されていない地域もあるため、フライトナースとして活躍できる場所は限られているからです。
また、給与面でも比較的高めであることもフライトナースの魅力と言えるでしょう。基本的な給与は、救急看護師とほぼ変わらないのですが、病院によってはフライトナースとして得られる危険手当や待遇手当などが加算されることで、年収が通常の看護師よりも高めになります。収入アップは仕事へのやりがいにも繋がり、ナースライフの充実度にも大きく影響することでしょう。
フライトナースがキャリアの最終地点というわけではありません。将来的なキャリアプランの一つとして、フライトナースの経験を積むというのも良いでしょう。ドクターヘリでの看護経験を積むことで目指せるのは、人材育成に携わる道や管理職への道などです。夢は大きく広がり、さらなるキャリアアップも夢ではありません。もっと活躍できる職場で働きたいと思いはじめたら、フライトナースという救急看護師としての働き方を考えてみてはいかがでしょうか。